堆漆板をワイングラスのステムやベースに使った作品(食器 Table ware)がありますが、そのグラスは全てリーデルの最高級ハンドメイドグラスです。他のグラスも試してみたのですが、リーデルのハンドメイドグラスでなければならなかった。理由は、形の正確さ、特にステムへの移行部分の歪みのなさです。このグラスだからこそ、透き通ったグラスを通して漆の薄層の微妙な色調を覗き込むことができるのです。機械仕上げより、ハンドメイドの方が格段に美しい。堆漆板も人の手で一層一層積み重ねて作ります。ハンドメイドの美しさは正確さでもあるのです。
このグラスたちは、令和4年9月から12月までホテル椿山荘で展示即売されています。どうぞ実物をご覧になってください。

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